ワッペンと刺しゅうの違いとは

こんにちは。

丸田ししゅうの丸田です。

 

急激に寒くなったりして、冬物衣類へのご依頼をたくさんの頂いております。

当社はイベント関係のグッズ作成もやっているのですが

11月は季節的にもイベントが多く、駆け込みの依頼もあったりで

かなりバタバタしておりました。

 

そんな中、ワッペンについてのお問い合わせを頂くことが多々ありました。

ワッペンはあまり身近にあるものではないので、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。

せっかくなので、今回はワッペンについて細かく解説していければと思います。

ワッペンの特長

ワッペンは実は英語ではなく、ドイツ語でしてスペルはwappenとなります。

英語ではpatchですが、日本人的にはワッペンという呼び方の方が浸透しているので

ワッペンと呼ぶことにします。

 

辞書で意味を引くと、「帽子や衣類に付ける模様のついた飾り」と出てきます。

模様の表現としては、当社が得意とする刺しゅうワッペンが一般的ですが

昇華プリントのプリントワッペンや、変わったところでは金モールワッペンというのもあります。

 

直接刺しゅうするのと違って、一度別の生地に加工を施すので

衣類に取り付けた際に生地の厚み分の立体感を表現できる点が人気があります。

 

それになんといっても特徴としては、アイロンで取り付けることができることがあげられるでしょう。

縫製ミシンは無いけど、アイロンなら家にあるという方は多いと思います。

 

裏側に貼り付ける接着芯と呼ばれるものは150~180℃の熱を与えると

糊面が溶解してくっつくようになり、冷めるとまた固くなるので

お手軽にオリジナルの衣類や帽子を製作することができます。

 

少し専門的な話になりますが、どの生地を選ぶかによって

表面の生地の質感もお好みのものにすることが可能ですし

厚みを出したい場合や、逆に薄くしたい場合なども生地選びにこだわることで

ある程度調整することが可能です。

 

当社でよく使用する生地は

・エンブロンクロス

・ツイル

・フェルト

でどれもポリエステル100%になります。

詳しくはこちらを参照ください。

 

ワッペンを使用するシーン

特長がわかったところで、次にどのような場面でワッペンが活用できるか触れたいと思います。

先述の通り、ワッペンは家庭用のアイロンで簡単に接着できるので

子どものお洋服や帽子などに取り付けて、1点ものに仕上げるのも容易にできます。

 

また、不思議なことにワッペンは子ども向けにすることもできると同時に

生地の種類やデザインを変えることで、バイク好きの方にも刺さるようなものにもなります。

よく問い合わせを頂くのは革製のジャケットやベストにワッペンを取り付けて

チームオリジナルのウェアを製作したいという場合ですね。

 

アメリカンな雰囲気が好きな方であれば

帽子にワッペンを取り付けたいという方もいますし

会社用のユニフォームとして、厚みをだしてロゴを目立たせたいという方もいます。

 

応用編としては、裏面にクリップを取り付けてバッジにしたり

特殊な接着芯を使ってアイロンを使わなくてもガラスやスマホケースに貼りつくような

2WAYステッカー加工を施すことも可能です。

 

どちらかというと販売用グッズとして人気がある加工で

販売するとなるとアイロンで衣類に取り付けるという目的以外にも

もう一つシールのように使えるという価値を付与することで

販売する側も売りやすく宣伝しやすいという声を頂くことが多いです。

 

野球ファンの中にはヘルメットに貼り付けたいという声も多く

こちらも通常のシールには無い立体感を出せると評判です。

 

 

 

ワッペンの価格

よく頂くお問い合わせとして、直接刺しゅうするのとワッペンを作って縫い付けるのでは

どちらが安くなるんでしょうかというのものがあります。

 

結論から言うと、取付まで含めるとワッペンの方が割高になります。

しかし、取り付けをお客様自身で行う場合はワッペンの方が安くなる場合が多いです。

 

特にたくさん製作する場合、その価格差は大きくなります。

その理由をいくつか説明していきます。

 

直接衣類に刺しゅうする場合、どの位置に加工をするかを決める為に

チャコペンで印を付けたりします。

また、生地をピンと張る為に枠を張って機械にセットして加工が終わったら

機械から下ろして。。という繰り返しになります。

 

その為基本的には人が常に張り付いて何かしら動いている状態が基本です。

加工が終わり、機械にセットするまでの時間は機械が止まっているので

残念ながらその時間はロスになります。

 

 

反対にワッペンは枠に張るところまでは同じですが、生地のどの位置に入れても大差は無いので

細かい位置を調整する必要はありません。

 

また、機械の稼働幅目いっぱいに生地を広げて加工ができて

1つ縫ったら自動ですぐ隣に同じものを縫い始めるので

途中で糸が切れたり、無くなったりしない限りは、人が介在しなくても

機械はずっと動いてくれて、ロスはほとんどありません。

 

さらにワッペンであれば、10頭機、12頭機といった業務用の大型の機械で

縫うことでより効果的に生産力を上げることができます。

 

直接刺しゅうでも大型の機械はあるのですが、機械が大型になると

衣類を設置する時間もそれだけ多くなるので、ワッペン程効率的にはいきません。

(それでも1点ずつ加工するよりかなり生産性は向上します)

 

その為、量が多いほど割引することができるのはどちらも同じなのですが

ワッペンの方が価格差は大きくなります。

 

ここまでのお話で注意点ですが、12頭機を使用する枚数というのは1000枚くらいからになるので

主にアパレルやグッズ関係の業者さん向けのお話ですね。

 

それでも20枚、30枚の話でも間違いなくワッペンの方が割安です。

間違えて衣類に穴でも空けてしまったら大変なので

スタッフのメンタル的にもワッペンの方が良いですね。笑

 

 

まとめ

ワッペンについて解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?

価格差よりも立体感や質感が良いという方もいると思いますし

縫製ミシンをお持ちで縫い付けすることに抵抗が無いという方は、ワッペンの方がお勧めです。

特にワッペンは軽くて小さいので、送料も安く済みますしね。

 

具体的にどのくらいの価格でできるのかというものは

ご希望のデザインによって若干異なるので、興味のある方は直接お問い合わせを頂けると嬉しいです。

宜しくお願い致します。

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