環境の変化と心の変化

こんにちは。

丸田ししゅうの丸田です。

 

最近は組織のあり方と自身の心構えについて考えさせられることが多いです。

ありがたいことに刺しゅう関連の仕事は年々増えてきていて

必然的に機械や社員も仕事量に比例して増えています。

 

そうするとこれまで求められてきた能力が全く通用しなくなって

立場に応じた新しい能力を開発していかないといけなくなるという問題に直面するのです。

 

そこで、周りを取り巻く環境の変化とそれに伴う自分自身の心境の変化について

心を整理する為にもこの場を借りて言語化していってみようと思います。

親が事業をやっていて、継承するか迷っている方にも参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレイヤーとして仕事をこなす

まず、私が入社したのは2017年4月になります。

この頃はひとまず今ある仕事を覚えることに注力しました。

パートさん達と一緒になって、これまで通り仕様書通りのものを

正しくきれいに作成することが主な仕事です。

 

経営者予定とはいえ、プレイヤーとして1人前になることが求められた時期です。

この頃は刺しゅうの色や加工位置を間違ったりしないかどうかが

悩みの種であって、精神的にはまずまず苦労もしていなかったと思います。

 

セールスとして仕事を増やす

2018年に入る頃にはある程度機械の操作はできるようになったので、営業に関わるようになりました。

一般の方にももっと刺しゅう加工を身近な存在にしたいと思い、ネットで集客することを決めました。

 

当時webサイトはあったのですが、ものすごくクオリティが低くかったので

全面的にwebサイトをリニューアルすることにしました。

 

ただ、リニューアルもすぐできるものではないので

仕事の予定が全くたたない期間があると苦しくなっていたのを覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前職でも多少は営業に関わっていましたが、やはり自分の財布から

支出だけが垂れ流しになっていると思うとやりきれなかったです。

(とはいえ、財布の持ち主は親なので、そこまで意識していなかったかもしれないです)

 

リニューアルが終わってインスタなんかも手探りで始めてみて

どうにかぽつぽつとネット経由でお客さんから問い合わせが増えてきたのが2019年頃です。

この頃はまだ1人で営業していたのですが、2人目の子どもが生まれたこともあり、

時間的・体力的な負担が大きくこのままでは会社より前に自分が潰れると思い、営業社員を増やそうと決断しました。

 

しかし、この決断に両親は反対しました。

パートさんは雇っても良いけど、営業だけは身内でやるべきという考えで

私には兄と弟がいたので、彼らに入社してもらって大事なところは家族で回していこうと主張していました。

 

もちろん賛同できる部分もありましたが、私の考えは違いました。

というのも兄も弟も刺しゅうの仕事への関心は薄く、仮に入社する気になったとしても

家族とはいえ、冷静に中途社員としてみた時に能力が見合うかどうかというのは疑問だったのです。

また、中途半端に関わって兄弟仲が壊れてしまうようなことも嫌でした。

 

なのでしっかりお金をかけて採用活動をし、無事に新卒の方(Aさん仮)に2021年4月入社してもらうことになりました。

ただこの頃はコロナ禍真っ最中で、売上も低迷していた為、本当にこのタイミングでよかったのか

不安でもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンターとして仕事を教える

採用したのはよいものの、次に待っているのは教育でした。

初めの1年は私の時と同じように現場からだったので、ベテラン社員さんに色々と教えてもらえたのですが

私はこの期間のうちに自分の営業ノウハウをマニュアル化しないといけないという危機感を感じていました。

 

Aさんを営業として自立できるようにしないといけないという意思が私を動かし

必死に資料を作り、シミュレーションをし、準備を整えては

自分で実践してみて修正するという作業の繰り返しでした。

 

また、人が増える分、仕事もさらに増やさないといけないという状況でもあり

同時進行で業者向けの展示会に出展したりとハードな時期でした。

正直、何をやっても何か足りないような気がしてならなくて

夜中に起き出してはPCを開くといった日もあったと思います。

 

Aさんに営業に活動してもらうようになってからもマニュアルを適宜修正したりありましたが

どうにかついて来てもらえたので、2024年頃には本人のポテンシャルの高さもあって一人前になってもらえたのは嬉しかったです。

 

自分1人でプレイヤーとしてしかやってこなかったら、今頃日々の業務に追われて精一杯だったと思います。

それでもやはり親の年齢を考慮して、近い将来仕事量が増えてきてしまうことを考えると

もう1人営業を増やしたい気持ちになり、Bさんを採用することにしました。

 

マネージャーとして仕事を任せる

2025年頃にはある程度マニュアルの精度も高くすることができていたので

営業が担当する半分以上の業務は私とAさんの間で代替可能な領域へとなっていました。

 

そこにBさんも営業として関わるようになったので、私はまた教える係になったのですが

営業としてもコンビから3人以上のチームになると

流れや情報共有といった面で、色々と課題も見つかるようになりました。

 

例えば新規案件が入ってきた時の選択肢が

①自分で対応する

②Aさんに担当してもらう

③Bさんに担当してもらい、私がフォローする

という具合です。

 

1人でやっていたら①しか選択肢が無かったので

今は②③それぞれベストな選択肢を都度判断しないといけません。

 

でも今の私の立場として、可能な限り①は排除したくて

Aさんを信じて任せる、もしくはBさんに失敗してもいいから色々と経験をしてもらう

ということを意識するようにしています。

 

正直自分でやった方が早いと思う時もあるし、ついつい口出ししたくなる時もあります。

しかし、ここを乗り越えないことにはBさんの社会人としての成長も止まってしまうし

結局回りまわって自分の時間を失ってしまうことになるので、割り切ります。

 

現場の皆さんも真面目な方ばかりなので、ある程度優先順位を付けておいたら

工場はどんどん進んでいきます。

 

ある程度仕事量も読めるようになっていき、少しくらい暇な期間ができても

一時のことだと割り切れるようにもなってきました。

 

今は1年目の時とは違った意味合いで精神も安定しているような気がしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

まだまだ色々と思うことはあるのですが、しみじみ思うのは

こういう環境を維持できるようになっているのも、皆さんのおかげですね。

本当に感謝しています。

 

しかし、私は意識的に仲良くなり過ぎないようにしています。

休日にBBQとかやっている会社もあると思いますが

私はあくまでも仕事は仕事として、本来の会社の目的に沿うように動いています。

 

次に経営者として立場が変わった時。

どのように悩み、どのような精神になるのかまだわかりませんが

刺しゅうの知識、集客の知識、組織作りの知識に加えて

節税やお金に関する知識も身に着けていけるよう頑張っていきたいと思います。

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